「AV Market」関連数サイト閉鎖とその他の影響(途中経過)

2020年6月25日にフリーマーケットサイト「AV Market」の運営者逮捕により、早々に「AV Market」のサイト閉鎖、および、広告事業を担っていたアダルトアフィリエイト「Sign Board Shop(以下、SBS)」から「そふといちば」関連サイトの脱退は先日お知らせいたしましたが、その後の影響について現在の状況をまとめたいと思います。

本日10日、逮捕されていた容疑者を再逮捕しています。

「進んでは売っていない」と否認…ネットサイトで少女の裸の画像販売した容疑 44歳自称会社役員の男を再逮捕
07月10日 11:33

 海外を拠点に児童ポルノの販売サイトを運営していた44歳の男が女の子の裸の画像を販売したとして再逮捕されました。

 再逮捕されたのは、札幌市の自称・会社役員の本間誠二容疑者(44)です。

 本間容疑者は去年6月、運営していた児童ポルノ動画などの販売サイト「AVMarket」で、女の子の裸の画像を販売した疑いが持たれています。

 調べに対し、本間容疑者は、「わいせつなものを売っていたのは間違いないが、児童ポルノはすすんで売ってはいない」と容疑を否認しています。

 また愛知県警は、本間容疑者や既に逮捕されている共犯の男2人が代表を務め、「AVMarket」など販売サイトを運営していた3つの会社についても児童ポルノ禁止法違反の疑いで書類送検しました。

引用:東海テレビ

すみません、短文で重要事項のみ記載されているので全文転載させていただきます。

ポイントとしては、
1. わいせつ物の販売は認めているが、児童ポルノについてはすすんで売ってはいない。つまり児童ポルノの販売は認めていない。
2. わいせつ物の販売は認めているのにその容疑では起訴を固めないということは、児童ポルノの販売を認めさせないと起訴できるか微妙なのではないか。
3. 推測ですが、そもそもフリマに見せた運営者による動画アップと販売が行われていたと踏んでの逮捕だったが、販売者が別にいるとそっちの逮捕が必要になるけども、販売データを削除している可能性があるために、今回逮捕した3名に児童ポルノの販売を認めさせたいのではないかと思われる。

まあ、海外に移住して運営していたのであれば無修正自体はグレーですから、児童ポルノは外せないのでしょうね。

児童ポルノが販売されていて、購入したユーザーがいるという事実は認めているのだと思いますが、児童ポルノは単純所持すらダメだということは皆さんご存じだと思います。

他の比較サイトさんで「AV Market運営者逮捕の影響で、購入していたユーザーに問題が発生することはない」というようなことを書かれているのを目にしました。
無修正を日常的に扱っている紹介サイトさんは感覚的にちょっと麻痺している部分もありますので、「購入者データを警察が入手して家に来た」という事実自体が問題だとは考えていません。

購入した児童ポルノを削除していたとしても、令状が取れていれば捜査はされますし、拘束されてしまうこともあるでしょう。
それにより周囲に児童ポルノを購入していたと知られてしまうことの影響を軽く考えている様に思います。

実際購入ユーザーにまで手を伸ばすことは可能性としては低いのですが、児童ポルノの場合は残っているとまた蔓延することも考えられるので、削除させることを目的に連絡することも、見せしめ的に数人逮捕することも考えられますし、絶対に動かないとは言えないと考えています。

そもそも所持するのもダメなものですので動画や画像の削除は行わないといけませんが、それだけで終わることを祈るしかありません。

児童ポルノの所持については、「安心して大丈夫です」とは言えません。

さて、再逮捕についてはこのくらいなものなので、サイト単位での影響を見ていきたいと思います。

まず、逮捕容疑となった「AV Market」の閉鎖はご案内した通りで、販売サイト「AV Market」含む「そふといちば」関連のサイト、「のぞき.コム」と「GAY SQUARE」が広告事業を行うSBSから削除されました。

ここまでは前の記事でお知らせしていたものですが、さらに影響は波及しており、下記3サイトが閉鎖しました。

1. 動画の志士
2. 盗流悶
3. Premier seep selection

こちらの3サイトに「のぞき本舗 中村屋」と「Coco Heaven」を含めたのが旧「DIGITENTS」関連サイトだと思っているのですが、上記3サイトが2020年6月30日をもって閉鎖となっています。

問題となっている「そふといちば」自体は運営を継続していることを考えると、上記3サイトが閉鎖した理由は分かりませんが、恐らく3人も逮捕されてしまって手が回らなくなった部分もあると思いますので、売上が少なかったサイトを閉鎖してスリム化を図ったのだと思います。

直接的な影響での閉鎖はこの3サイトなのですが、同じタイミングで閉鎖したサイトがもうひとつありました。
ひとつと言っても塊で考えてひとつなだけで、ドメイン的には4つのサイトが閉鎖しています。

それは無料動画サイトである「Tokyo-Tube」系の4サイトです。

1. Tokyo-Tube.com
2. Tokyo-Porn-Tube.com
3. affiliate.tokyo-tube-ad.com(アフィリエイトサイト)
4. c2point.com(ポイント管理サイト)

「Tokyo-Tube.com」と「Tokyo-Porn-Tube.com」の二つの無料動画配信サイト、その2サイトをメインコンテンツとして広告事業をしていた「affiliate.tokyo-tube-ad.com(TT-affiliate)」、さらにTokyo-tubeの2サイトとSBSの一部サイトのポイント管理を行っていた「c2point.com」、この全てがきれいになくなっています。

さらに7月15日で活動を終了することを発表しているのがSBSの日本国内事業部門となる「SBS-JP」です。
国内で運営されている動画販売サイトの「MGS動画」や「ソクミル」が広告主として加盟しているアフィリエイトサイトで、あまり動きはないのですが、安定した印象のある広告事業者でした。

そもそもSBSとTokyo-Tube系列は密な関りを持っていたのですが、「AV Market」運営者逮捕に端を発したように見えるこの動き、運営元が同じだったのではないかという疑惑も浮かんできます。

しかし、Tokyo-Tube系列が密に関わっていたのは「AV Market」を含む「そふといちば」の関連サイトではなく、「トリプルエックス」や「熟女倶楽部」などのSBSの中核サイトのほうであり、「中村屋」や「DIGITENTS」は動画素材の提供もなく、ポイント関連も全く利用していません。

TT-affiliateへの参加も上記の「トリプルエックス」や「熟女倶楽部」などのSBSの中核サイトだけで、「AV Market」を含む「そふといちば」の関連サイトは全く加盟していませんでした。

それを考えるとSBS本体と「AV Market」関連は別グループであり、Tokyo-Tube系列に近かったのはSBSだったと予測できます。

その上でTokyo-Tube系列サイトの全閉鎖とSBS-JPの終了を考えると、こちらも「DIGITENTS」グループと同様に、スリム化する必要が出てきたのではないかと感じるのです。

SBS自体、「そふといちば」含め4サイトの加盟店の減少のダメージもあるのでしょうが、加盟している有力サイトである「トリプルエックス」や「熟女倶楽部」がコンテンツの入手に苦労しているようで、ほとんど毎日再配信となっていましたので、すでに弱体化していたことも考えられます。

「AV Market」運営者逮捕という大きな変化を切っ掛けに縮小化したという風にも捉えることができますので、SBS本体にも何か事件があったとは言い切れませんが、同時進行的に発生したこの事態は海外無修正業界に影響を与えているのは確かなことだと思います。

現状発生している変化を羅列して簡単に所見を述べさせていただいておりますが、まだ途中経過ですのでまとまりのない文章になってしまいました。
「AV Market」運営者逮捕がどこまでの影響を及ぼすのか、注視していきたいと思います。