AV Marketで児童ポルノを購入していたユーザーが警察に自己申告しているとの記事がありました。
8月22日の記事ですので、ちょっと前になります。
「自首したい」「逮捕?」 児童ポルノ購入者ら続々相談
2020年8月22日 19時24分海外拠点のアダルト動画の販売サイトの運営者らが摘発された事件に関連し、このサイトで児童ポルノの画像などを売買したとみられる会員ら100人超が警察に申告や相談をしていることが捜査関係者への取材でわかった。愛知県警などは約2万人分の会員名簿を押収。児童ポルノの購入者や出品者を児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで調べる方針だ。
<以下略>
引用:朝日新聞デジタル
児童ポルノ販売サイト「AV Market」の会員情報押収
販売者と購入者合わせて2万人分の会員情報を入手したというこちらの記事にびびって、購入者が自己申告で警察に相談に行っているようですね。
100人超ということで、皆さんの心中を察するしかありませんが、自己申告で出頭している方については厳重注意の上開放されるのではないかと思います。
また<以下略>で略してしまいましたが、無修正サイトや児童ポルノ問題に詳しい奥村徹弁護士にも約300名の方が相談に来ているとのことです。
「医師や教員ら」と記事内で書かれているのが印象操作っぽい、私怨を感じさせるところですが、実際にそのような聖職に就いていらっしゃる方のほうがバレたときのダメージが大きいので仕方のない事かとも思います。
さてこの記事、私が書いておかないといけないと思ったのは、「児童ポルノの購入者や出品者を児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで調べる方針だ。」の部分です。
警察はサイト閉鎖で終わらせずに、捜査する意思を示していらっしゃいますね。
2万人分の会員名簿の中に出品者がどのくらいいるのか、また、そふといちばの出品者のアカウントは、売上が溜まってくると凍結されてしまうことが多かったようで、一人の出品者が5個程度の複数のアカウントを登録しているのが普通だったようです。
2万人の中の一割が出品者だったとして2千人、出品者一人当たりのアカウントが5個あったとしたら400人、多くはありますが実際はもっと少ないと思いますので結構絞れますね。
犯罪の程度として量刑の重い出品者から捜査が進められると思いますが、逮捕に至らなければ購入者の調査・逮捕に移行するのではないかなと予想しています。
一年延期されてしまいましたがオリンピックに合わせて重点的な捜査を行い、国としてクリーンなイメージを醸成していく狙いもあると思いますので、「脅しだよね、実際には動かないんじゃないかな」なんて甘く考えていると痛い目にあいそうです。
これが単なる無修正AVの購入であれば購入者には何の問題もなかったのですが、単純所持も違法となる児童ポルノでしたからね、捜査対象になってしまうのは仕方のない事ですね。
そふといちばが加盟していたSBSグループは壊滅しました。
広告代理店であったSBS自体も消滅し、TOKYO-TUBE関連サイトや電子マネー決済を代行していたBBコインもサイトを消して逃げました。
ここまで徹底した逃げっぷりは警察の介入があったことを示唆していると考えています。
トリプルエックスなどのECサイトは残っていますが、SBSが無くなってしまった現在は売り上げは確実に落ちます。予想では10分の1まで下がるのではないかと思っていますが、恐らくそれではサーバーや回線などの設備費の支払いすらできなくなってしまうでしょう。
話がそれましたが、このSBSについては警察の発表はなく、恐らく逮捕者は出ていません。
逮捕されていたそふといちばの運営者も不起訴で釈放されたという話しもあります。
そうなるとこの逮捕劇での裁判はなく、警察としても面目が保てないということで、出品者を是が非でも逮捕して起訴したいという「やる気」に満ち満ちているはずです。
児童ポルノ販売での利益と裁判や罰金などでかかる経費、そこまで計算に入れて美味しいビジネスなのかどうか、その結果だけ知りたいところです。