「AV Market」の運営者逮捕、サイト閉鎖のお知らせ。

児童ポルノ販売の容疑で、アダルト専門フリーマーケットサイトである「AV Market」の運営者が逮捕され、サイト自体も閉鎖となっています。

海外サーバーで児童ポルノ販売容疑 運営者ら3人逮捕
2020年6月25日 10時29分

 児童ポルノの画像を販売したとして、愛知県警などは、アダルト動画の販売サイト「AV(エーブイ) Market(マーケット)」などを運営していた自称会社役員門間正典容疑者(42)=札幌市中央区南8条西20丁目=ら札幌市の40代の男3人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで逮捕、送検したと25日に発表した。3人とも容疑を否認している。海外サーバーを使った児童ポルノサイトの運営者の検挙は全国で初めてという。

<中略>

 門間容疑者は「児童ポルノはできるだけ削除するようにしていたが、チェックしきれていなかった。積極的に売っていたわけではない」と供述しているという。

<中略>

 同サイトは米国など海外のサーバーを使い、サイトの立ち上げや運営に関わっていた3人は海外に拠点を置き、北海道と行き来していたという。

引用:朝日新聞デジタル

こちら朝日新聞デジタルから報じられた第一報です。

この後、他の新聞社やマスコミも報道していまして、この朝日新聞の報道よりも情報が多くなっています。

上記の記事に追加する情報はこちらになります。

児童ポルノ、サイト運営者ら逮捕 海外サーバー使用で初摘発 愛知県警
6/25(木) 20:12配信

 児童ポルノ動画の販売サイトを海外サーバーを使って運営していたとして、愛知県警少年課などは25日までに、児童ポルノ禁止法違反容疑などで、アダルト動画の販売サイト「AVMarket」などの運営者で自称会社役員野田将広容疑者(43)=札幌市手稲区星置=ら3人を逮捕した。

<中略>

 3人はいずれもシンガポールや香港など海外に居住していたが、新型コロナウイルスの世界的流行などから一時帰国していた。

引用:時事ドットコム

公表された運営者の名前の追加、また一時帰国していたという情報です。

「AV Market」については当サイトでもご紹介していたフリマ形態のPPVサイトであり、その前身は「DIGITENTS」という同様のフリマサイトです。
「AV Market」は動画紹介サイトである「そふといちば」の下部にある動画販売サイトという位置づけでした。

「DIGITENTS」も突然の閉鎖と「そふといちば」への移行をしていたのですが、その時に同時にオープンしたのが「AV Market」でした。

「そふといちば」としてオープンした際に、「NO!!Child Porn!」というわざとらしいバナーを掲載していたので、「DIGITENTS」の閉鎖は児童ポルノ関連だろうとは予測できていたのですが、この度の「AV Market」運営者の逮捕が児童ポルノ禁止法違反容疑ということで納得してしまった部分もあります。

運営側としては大きな問題となってしまう児童ポルノなんて扱いたくないと思うのですが、収益が上がっていることで目を瞑ってしまっていたのかもしれませんが、逮捕された容疑者としては「積極的に売っていたわけではない」というしかない状況ですね。

今回逮捕されたのは朝日新聞デジタルでは自称会社役員門間正典容疑者のみでしたが、後続の報道では自称会社役員野田将広容疑者が追加されています。

この方あれですよね、2013年に盗撮動画配信サイト運営で逮捕されていた方ですよね。
容疑も違いますので再犯とは言えないのかもしれませんが、前回は盗撮動画、今回は児童ポルノでの逮捕となっています。

記事にも書いてあるのですが、「シンガポールや香港など海外に居住していた」とのことで、これはFC2がオランダに移住しているのと同じような形です。
でもなぜFC2のスタッフが帰国しても捕まらないのかと言えば、「児童ポルノ」ではないからという一点です。

児童ポルノ関連の犯罪は国外犯規定があり、日本国籍を有する者であれば、海外で犯した犯罪であっても逮捕できるというものです。
この国外犯規定があるため、海外で運営していたサイトについても逮捕できたと言えます。

しかしなぜ帰国していたときに逮捕という動きが出来たのかと言えば、間違いなく、「DIGITENTS」の時から捜査が進んでおり、サイトリニューアル以降も追われていたと考えるのがスマートでしょう。

そして、帰国するタイミングをうかがっていたという事です。
そうでなければコロナ禍での一時帰国のタイミングで逮捕まで進める事は出来ないと思います。

この逮捕により、広告を取りまとめているSBSからも脱退となっていますが、情報の伝達が速すぎる上に、SBS側の動きも速いことを考えると、捜査当局からSBSに何らかの動きがあったものと思われます。

もちろん児童ポルノの販売による逮捕までいってますので「AV Market」の加盟店削除は当然なのですが、今回は「そふといちば」、またその下部サイトである「のぞき.コム」と「GAY SQUARE」も含めて加盟店から削除されておりますので、強めの指導が入ったのではないかと予測しています。

今回の児童ポルノの対象サイトとなったのは「AV Market」でしたが、同様のフリマサイトである「のぞき.コム」や「GAY SQUARE」に児童ポルノが含まれていないとは言い切れません。

運営者がどんなに頑張ったとしても、出品者が児童ポルノを紛れ込ませていたら掲載は免れないのです。
当サイトは児童ポルノは絶対反対でありますので、「そふといちば」系列のサイトはブラックとさせて頂くことにします。

今回の逮捕については、運営者ではない第三者によるアップロードの問題を浮き彫りにしています。
「AV Market」は児童ポルノでしたが、他のTUBE系サイトについては無断アップロードによる著作権違反の問題をいつも抱えているのです。

2013年の逮捕から7年経過し、コロナ禍じゃなければ帰国していなかったかもしれない、逮捕されていなかったかも知れませんが、児童ポルノはダメです!絶対!