スマホに入れてた児童ポルノがあだとなり、オーストラリアで禁錮刑

日本ではまだまだ緩い児童ポルノの規制ですが、オーストラリアに児童ポルノを所持したまま入国しようとして逮捕され、禁錮刑となった日本人がいたようです。

スマホに児童ポルノ1千本 日本人の男、豪州で禁錮刑に
2020年5月27日 11時14分

 オーストラリア西部パースの地方裁判所は26日、スマートフォンに入れた1千本以上の児童ポルノビデオを豪州に持ち込もうとした関税法違反の罪で、日本人旅行者の男性被告(31)に最大禁錮16カ月の有罪判決を言い渡した。豪国境警備隊が27日、発表した。

 判決によると、被告は昨年11月2日、東京から空路パース入りする際に、スマホに入れた児童ポルノのビデオ1091本を持ち込もうとした。

(中略)

 判決では、逮捕から8カ月後の時点で残る刑期の8カ月分の保証金として5千豪ドル(約36万円)を支払えば、仮釈放を認めた。被告の旅行者ビザは逮捕時に取り消されており、仮釈放の時点で日本に送還される見通し。

 豪州では児童ポルノの輸出入で有罪になると最長で10年の禁錮刑、52万5千豪ドル(約3700万円)の罰金が科せられる。

引用:朝日新聞デジタル

まず最初に、この記事において「児童ポルノ」を大々的にうたっているのですが、記事内でも「関税法違反の罪」と書いており、本来の嫌疑は「禁制品の輸入」です。
センセーショナルな記事にしようとしてあえて「児童ポルノ」に目が行くようにしていますね。

そもそもどの国でも同じなのですが、「わいせつな又は不道徳な物品」は持ち込めないように条約が交わされていますので、基本的にAV作品や女性の裸の画像などは持ち込むことが出来ません。

さて今回オーストラリアで逮捕されてしまった男性はどういう目的でスマホに1000本以上の児童ポルノを入れていたんでしょうね。
個人的な趣味で持つにしても多すぎる気もしますし。

最近はSNSで探せばすぐに若い女の子のエロ動画(女の子が18歳未満なら児童ポルノ)が見つかりますので、そういうのをコツコツとスマホに保存していたのでしょうか。

動画の内容までは伝えられないですからね、予想するしかないのですが、ガチ中のガチの児童ポルノ(関西援交みたいな)動画をスマホに入れていたとしたら救いようがありません。

そもそも児童ポルノの所持は日本国内でも違法ですからね。
もってちゃダメですよ。

ただ今回、児童ポルノをオーストラリア国内に持ち込もうとしたヘンタイ大罪人の刑期は最大禁錮16カ月となってまして、8カ月経過時に約36万円を支払えば仮釈放してくれて日本に強制送還してくれるそうです。

今後オーストラリアに渡航しようと思っても、ビザが取得が面倒になりそうですし、取得できないという事もありそうですが、異国で死刑とかになってないですし、8カ月程度で済んでよかったですよね。

また、この事件、実は税関で見つかっていてよかったのかもしれません。

というのも、「豪州では児童ポルノの輸出入で有罪になると最長で10年の禁錮刑、52万5千豪ドル(約3700万円)の罰金」というこの一文ですよ。
実際にそのままオーストラリアに入国出来ていて、現地で知り合った男性にサービス精神でこのコレクションを見せたり差し上げたりしていたら、恐らく禁錮16カ月で済んでいなかったのではないでしょうか。

日本でもわいせつ物について「提供目的所持」というのがありますが、所持が許されているわいせつ物であっても、提供する目的で所持していたら逮捕できちゃうんですよね。

所持すら許されない児童ポルノの場合だと、提供目的があった場合、実際に提供してしまってた場合、人権団体のパワーがストロングな欧米だと結構な重罪になってしまいそうです。

今回の教訓は、
1. 携帯するような機器の類にAVを保存するのは控えましょう。
2. 海外に行く際はスマホの中にわいせつ物に当たるようなものを始めとして、禁制品になりそうなデータがないか確認し、きれいに整理しましょう。
3. もしどうしても他国に持ち込まないといけないようなAVなどのわいせつデータがある場合、ご自身が現在置かれている状況に疑問を持ちましょう!

自覚がなくても違法行為に手を染めていたら逮捕されちゃうことがあるよ、という教訓のような記事でした。

みなさんはこうならないようお気を付けください。